今日は何の日5月20日世界ミツバチの日World Bee Day

5月20日は何の日でしょう？
記念日、行事はたくさんあるけれども世界ミツバチの日を取り上げてみたいと思います。
ちなみに日本では3月8日が蜜蜂の日です。日本らしい語呂合わせですね。

今日は何の日5月20日世界ミツバチの日制定

蜜蜂の養蜂が盛んなスロベニアでは6世紀にはすでに養蜂が行われていました。

そのスロベニアで近代養蜂の先駆者と言われているアントン・ヤンシャ氏が生まれたのが1734年5月20日ということに因んで、2017年12月スロベニア政府が制定しました。

オーストリアのマリア・テレジアによって世界初の養蜂家養成学校がウィーンに設立された時には、アントン・ヤンシャが講師として王室から任命されたりしました。

39才の短い生涯に養蜂に関する2冊の本を出版しました。
その本は今でも読み継がれていて養蜂にかかわる重要な内容だと伺えます。

スロベニアでは人口200万人程にもかかわらず養蜂に携わっている人が10,000人以上もいるというから驚きます。
小学校の課外授業などにも取り入れられているというくらい大切に思っているのが伝わった来ます。

しかし、生産量はというと世界のわずか0.1％に過ぎないといいます。
それはスロベニアでは蜜蜂たちに敬意を払い蜂蜜を作ることに誇りを持っているから無駄に大量生産をすることはしないのです。

それだけスロベニアの蜂蜜は大切に作られ価値あるものだと言えるでしょう。

ナポレオンの紋章で有名なのはNの文字と金の鷲ですが、ミツバチもよく紋章に使われているんです。

ナポレオンが居城としていたフォンテーヌブロー宮殿の玉座にあしらわれていたり、肖像画のローブに描かれていたり、またナポレオン2世のベビーベッドにもたくさんの蜂の紋章がデザインされています。

理由は諸説ありますが、ミツバチは女王を中心とした大きな社会を形成していることから繁栄と子宝をもたらすと言われ、その組織形態が自身の国家構成とシンクロしていたから、

また蜂蜜を蓄えておく性質があることから金運アップの象徴であるとも、その栄養価も高く病気やケガにも効能があると言われていたことから幸せや長寿のシンボルともいわれています。

改めてミツバチってすごいんだなと思いました。

あのアインシュタインが「ミツバチが絶滅したら、4年後には人類も滅んでしまう」という言葉を残しています。

それは、ミツバチが植物の繁殖には必要不可欠な受粉という大切な役割があるからだと言います。

また香水で有名なゲランの最高経営責任者のヴェロニク・クルトクも「ミツバチは私たち人類が保護すべき生物のひとつです。そのミツバチが絶滅の危機にさらされています」と警鐘を鳴らしています。
ゲランでは10年以上もミツバチの保護を通じて未来へ語り掛ける取り組みをしています。

ゲランは1828年ピエール・フランソワ・パスカル・ゲランが創業し、ベルギー王妃やイギリス女王など御用香水商になります。

1853年にはノートルダム大聖堂でナポレオン3世とロイヤルウェディングを挙げたウジェニー・ド・モンティジョの為にオーデコロンを献上しています。

その香水瓶は「ゴールデンビーボトル」と名付けられています。
ゴールデンビーボトルはパリのヴァンドーム広場の円柱を模したデザインでさらにボトルには69匹のミツバチが描かれています。

ゲランとミツバチも深いつながりがあるんですね。

スロベニアで近代養蜂の先駆者アントン・ヤンシャ氏の誕生日の5月20日を世界ミツバチの日として2017年に制定されました。

蜜蜂はナポレオンやゲランにも深いかかわりがあるという事がわかりました。

ミツバチが絶滅の危機にあるという事がわかってなんだか蜂蜜がとても貴重なものに思えてきました。

他にも5月20日の記念日には

世界計量記念日

ローマ字の日

森林の日

電気自動車の日

ワインの日

東京港開港記念日

成田空港開港記念日

水ナスの日シチューライスの日

キャッシュレスの日

などがあります。