1996年(平成8年)6月10日は作家の宇野千代さんが98歳の天寿を全うされた日です。
今日は何の日6月10日「薄桜忌(はくおうき)」とは
生前、岐阜県本巣市にある根尾の薄墨桜(淡墨桜)をこよなく愛しその保護を訴え活動をしていた宇野千代さんを偲ぶ日として天寿を全うされた6月10日を「薄桜忌」としてお墓参りや法要をしたり、ご実家のある山口県岩国市では偲ぶ会が催されたりします。
1975年に刊行された小説「薄墨の桜」では朽ち果てる寸前だったこの桜の再生にかける人々の情熱や苦労などを織り込みつつ薄墨桜を巡る女性たちの複雑な運命が描かれています。
宇野千代さんが愛した淡墨桜🌸
小雨降る早朝、まだ人が少ない時間に行きました。
薄墨色の桜の大木は、美しい姿を見せてくれました。 pic.twitter.com/INEkCgylkZ— らら🎶 (@rarachan_rarara) April 3, 2021
日本三大桜「薄墨桜」
山梨県の「山高神代桜」、福島県「三春の滝桜」と並んでこの岐阜県根尾谷の「淡墨桜」も日本三大桜のひとつに数えられていて国の天然記念物にも指定されています。
その樹齢は1500年以上といわれ圧倒される存在感とはかなげな色合いの美しさで魅了しています。
継体天皇のお手植えの桜とも伝えられています。
咲き始めが淡いピンク色がとても可愛らしい色合いですが満開になると白っぽさを増していき、散り際には淡い墨の色に変化していく様子が何ともはかなげで美しく見えます。
住 所: 〒501-1524 岐阜県本巣市根尾板所上段995
電話番号: 058-323-0880
宇野千代さん経歴
1897年(明治30年)11月28日山口県岩国市で代々酒造業を営む旧家の長女として生まれる
1899年(明治32年)実母トモが肺結核で没後、父はすぐに若い女性と再婚する。
この継母・リュウさんがあの「おはん」のモデルといわれています。
生涯で四度の結婚と離婚をした宇野千代さんですが、なんと最初の結婚は14歳の時でした。
父が決めた結婚で継母の姉の息子さんの藤村亮一さんでしたが10日ほどで実家に戻ってしまい結婚は破談となった。
#やまぐち映像図鑑 031【宇野千代生家】
岩国が舞台の『おはん』などで知られる女流作家、宇野千代。
生家では文机など愛用品の展示の他、
手入れの行き届いたお庭で見事な淡墨桜や紅葉を観賞できます。#山口県 #岩国市 #宇野千代 #恋をしなさいhttps://t.co/L2GkaI5hYj pic.twitter.com/Q9Hlwx5ZA0— やまぐち映像図鑑_official (@oidemase_movie) May 9, 2019
今日は何の日6月10日薄桜忌に偲ぶ宇野千代と薄墨の桜まとめ
6月10日薄桜忌は宇野千代さんがその天寿を全うされた日だという事を知りました。
日本を代表する女流作家ですがその他にも、実業家でもあり、編集者、着物デザイナーなどいろいろな顔を持っていた宇野千代さん。
その生涯はまるでドラマさながらの波乱万丈なものでそれらが彼女の作品にも絶妙に織り込まれ更に味わい深いものにしていったんですね。
余談ですが、「白桜忌」というのもあります。
読みからは同じですが、こちらは与謝野晶子さんの命日の5月29日です。
6月10日他には
時の記念日
商工会の日
路面電車の日
ミルクキャラメルの日
歩行者天国の日
緑豆の日
夢の日
ローストビーフの日
などがあります。
毎月10日には
糖化の日
パンケーキの日
アメリカンフライドポテトの日
コッペパンの日
などもあります。